肝人日記

その名の通りです.

献血に行ってきた話

こんにちは.

 

先日,大学に献血のバスが来ていて,色々あって人生で初めての献血をすることになったので記事にしました.

 

 先日大学に行って,昼休みに一緒に昼ご飯を食べようと友人と待っていた時,献血のバスが来ていて,「人生で1回は献血してみたくね?」「確かに」みたいな話をしました.ですがその場で行くことはなく,そのまま大学近辺のインドカレー屋さんに行って昼食を摂りました.

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(本筋とは何も関係ないんですが,久しぶりに食べたら美味しかったです)

 そのまま3限に遅刻して前回のレポートの講評を聞きそびれつつも出席し,3限が終わった後は大学の図書館で勉強していたのですが,Twitterを見るとさっき会った友人から「実習終わったら献血行くけどどう?」みたいな連絡が来ていたので,まあ別に断る理由もないし人生で1回ぐらい行ってみたいってのはそれはそうなのでそのまま行くことになりました.

 友人と合流して献血バスの所に行くと,2人とも初めてだったからか,まず問診表を渡されました.ちゃんと覚えてはないですが,確か

  • この1年以内にワクチンを接種したことはあるか.
  • エイズかどうかを診断してもらいに来たわけではないか*1
  • 近い血縁者にB型orC型肝炎に罹った人はいるか.
  • ピアスの穴あけをしたことはあるか,したことがあればそれはいつなのか,誰にやってもらった(やった)のか.

みたいなことを訊かれた記憶があります.後は,身長/体重/生年月日/血液型などを訊かれました.それを書き終わると,スタッフの人による軽い問診があります.ここでは確か,さっきまでの質問以外に,PCR検査を受けたことがあるか,新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種したことがあるかを訊かれました.前者は分からないですが後者は確か1ヶ月ぐらい空けないとできないみたいな貼り紙があったような気がする.その問診の最後には,次回以降の本人確認のための暗証番号を設定したり,指紋を登録したりしました.これがないと,学生証/保険証/運転免許証/パスポート(行けんのか知らんけど)か何かを出す必要が出てきます.

 これが終わると,その横のブースにあるタブレット端末にデータを入力していきます.住所等のデータは先ほど入力されていたのですが,ここでもまた最初の問診票と同じような質問(ex. B型肝炎罹患者の有無など)をされます.それが終わると,(採血用の椅子や設備がない方の)バスでまた看護師さんから問診を受けます.

 さて,ここでちょっと話は変わりますが,皆さんは自分の血液型をきちんと把握していますか?普段から血液型占いを気にしている,あるいは手術等での輸血経験がある人以外,意外ときちんと把握できていない人が多いのではないでしょうか.ところで,今バスに乗り込んだ僕と友人は,献血前はこんな感じに思っていました.

  • 友人: 自分の血液型をきちんと把握していないが,多分几帳面やしA型やろw(自己申告はA型).
  • 僕: もう昔からずっとA型と言われて育ってきたので,A型ということに確信を持っている(もちろん自己申告はA型).

問診の後は,ヘモグロビンの濃度(?)が足りているかどうか(多分足りないと献血できない)などを見るために,指先から少しだけ血を採られて軽い採血検査があります.友人は僕より先にそっちに行っていたのですが,耳を澄ませて会話を聞いていると

友人「A型です.

看護師さん「では採血しますね~.(なんかの試薬と反応させて凝集反応を見る)お兄さんAB型ですよ.

友「マジすか???????????えっ,僕AB型なんですか????????????

看「はい.」

 

この会話を横で聞いてた僕はずっと笑いをこらえていました.そいつが先にバスを出る時,「マジで何なんだよ」「ガチでおもろいんやけどw」みたいな会話をした記憶があります.さて,次は僕の番です.

 

看護師さん「荷物そこ置いて座ってください~」

僕「はい.よろしくお願いします~」

(中略)看「血液型は?」

僕「A型です.

看護師さん「では採血しますね~.(なんかの試薬と反応させて凝集反応を見る)

 

 

お兄さんAB型ですよ.

 

 

僕「えっ本当ですか???????????えっ,僕AB型なんですか????????????(2回目)(デジャヴ)(歴史は繰り返す)(万物は流転する)(12903010742097dB)

看「はい.」

僕「えっ…僕ずっと自分のことA型やと思ってました……」

看「でも,ここで抗原が両方凝集していて~(よく分からん話)間違いあったらダメなのでもう一度だけ検査しますね.」

僕「お願いします.」

看「……やっぱりAB型ですね

僕「えぇ……本当ですか……まあ弟がAB型なので不思議ではないんですけどね~」

看「本当にご両親の息子さんで良かったですねぇ……まあ40代ぐらいになってから気づかはる人もいるんでね~」(これはなんなんだよ)

看「じゃあ次はあのバスに乗ってもらいますね~.先に水分補給お願いしたいので,そこの箱から何か好きな飲み物1本持ってってください~*2

僕「ありがとうございました~」

 

…………

 

マジでこれは何なんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

冷静に20年間も自分の血液型勘違いしてたの怖すぎる.てか何より確信持ってたのでまあまあショックでした.自分が几帳面な性格なのは血液型のせいではないんですね.

 とにかく,言われた通りに採血用のでかい設備がある方のバスに乗り込みます.そこでは友人が先に採血を始めていたので,着くなり

僕「あの,本当に面白いことが起きたんですけど,僕もAB型でした」

友「マジでなんなんだよwこの兄弟がよw」

みたいな会話をしました.ちなみにこの会話を聞いていた看護師さんが「"あの方"と兄弟なんですか……?」って友人に訊いててクソ面白かった.さて,言われた通りにバスについてからは水分補給をしました.さっき貰ったペットボトルを空にしつつ,横に置いてあったカントリーマアムを食べてると,看護師さんに呼ばれたのでブースに向かいました.

 歯医者の椅子みたいな椅子に座ると,さっそく採血する方の腕(僕は右腕でした)を消毒されました.また,採血中の運動として,足を組んで足首を伸ばしたり伸ばさなかったりみたいな手順が書かれた紙を渡されました.多分上半身or下半身に血液が偏らないようにするための運動だと思います.あれよあれよという間に右腕に採血用のクソ長注射針を刺され,採血が始まりました.採血経験者ですが,それでも長い針を体に刺される感覚は正直最初気持ち悪かったです.ですが,適当に看護師さんと喋ったり,左手でスマホを見たりしていたらあっという間に献血が終わりました.その後は,起き上がる際に急に起き上がってはいけないことなどの注意を受け,また,研究に使ってほしくないとかそういうのあったらこの番号に電話してくれみたいなのを言われて,献血自体は終了です.

 バスを降りると,景品を頂きました.業務スーパーとかコストコとかで売ってそうなサイズのキットカットの袋やらなんやら色々貰いました.ちょっと血をあげるだけでこんなにありがたがられ,しかもこんなに景品もらえるなら行き得だな~となりました.あとは,包帯を外してよくなる30分が経過するまでバスの近くで友人と喋ってました.どうやら我々が几帳面なのは血液型のせいではなく,ただの性格によるものなんだな~みたいな話をした記憶.身をもって,血液型特有の性格を否定して見せた2人でした.花にふわふわ言葉浴びせると早く咲いて,逆にチクチク言葉浴びせると枯れるみたいなのと一緒で,周りからA型だA型だと言われると本人の行動もA型っぽくなるみたいなことなんでしょうね.血液型あるあるみたいなのはもう一切信用できないねぇ.

 

結論

  • 献血は色々もらえてアドだし,何より人の役に立ててる感あるから行き得
  • 自分の血液型は把握しよう(この文中だけで2敗)

AB型は日本人の10%しかいないらしいので,これなるべく献血行った方がいいんですかね.まあ次に行ける9~10月ぐらいに気が向いたら行こうと思います.

 

おわりだよ~

*1:多分無料の血液検査代わりに献血を使ってほしくないからこんなこと訊いてるんだと思います.

*2:なんか3種類ぐらいちっこいペットボトルがいっぱいあって,どれ選んでもよかったっぽい.僕は確か綾鷹にしたけど,他にもカフェオレとかあった.